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『NARUTO -ナルト-』に登場する秘密組織「暗部」と「根」は、物語の裏側を支える非常に重要な存在です。
しかし、どちらも仮面を被って活動しているため、「一体何が違うの?」と疑問に思う読者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、暗部と根の決定的な違いや組織図、所属していた歴代メンバーの紹介、そしてはたけカカシが根を抜けた理由についても解説します。
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NARUTO暗部と根の違いとは?
『NARUTO -ナルト-』の物語における「暗部」と「根」は木ノ葉隠れの里に存在する別組織です。

どちらも顔を仮面で隠して隠密(おんみつ)活動を行う秘密組織ですが、最大の違いは「指揮系統」で、暗部は火影直轄、根は志村ダンゾウ直轄の組織です。
「根」は志村ダンゾウの野望のために動く非公式の闇組織で、木ノ葉隠れの里を守るという目的は同じように見えても、その活動方針や思想は真逆と言えるほど異なっています。
暗部の任務内容は?
火影直属の暗部の正式名称は「暗殺戦術特殊部隊」で、担当する主な任務内容は里の平和と安全を守るための公式な裏仕事です。
暗部の任務内容は「特殊な極秘任務」で、暗殺、諜報活動、重要人物の護衛、汚れ仕事(ウェットワーク)など、里の存続に関わる危険な任務が中心です 。
暗部は里の最高権力者である火影の命令にのみ従って行動するエリート集団であり、一般の忍者が関われない重要な任務をこなします。
具体的な任務内容は以下の通りとなります。
- 火影の身辺警護: 里のリーダーである火影の命を狙う暗殺者から、身を挺して火影を護衛
- 他国への潜入捜査と密偵(スパイ): 敵の里の情報を集め、木ノ葉隠れの里に危険が及ばないように事前に防ぐ
- 里の超重要施設の防衛: 忍術の機密データが保管されている場所や、結界の要所を24時間体制で見張る
暗部の任務は過酷ですが、あくまで「里の規律と正義」に基づいた公的な活動であることが特徴です。
根の任務内容は?
志村ダンゾウ率いる「根」の正式名称は「暗部養成部門」で、主な任務内容はダンゾウの私的な組織として秘密裏に活動する動隊のため、火影にも内緒で行われる、冷酷で非道な闇の仕事です。
根は「木ノ葉という大樹を支える、見えない『根』となる」という思想を掲げており、里の利益のためであれば、暗殺や裏切りといった汚い手段も平気で行います。
根は「名前は無い、感情は無い、過去は無い、未来は無い。あるのは任務だけ」という教育が徹底されており、同門生同士で殺し合いをさせるなどの訓練もあります。

また、根の者は舌に呪印を施され、機密情報を喋れないようにされています。
具体的な任務内容は以下の通りとなります。
- 里にとっての危険人物の暗殺: たとえ同じ木ノ葉隠れの里の仲間であっても、里の脅威になると志村ダンゾウが判断した人物は秘密裏に消去される
- 他国の組織との怪しい交渉: 火影に無断で敵国の忍族と裏取引を行い、木ノ葉隠れの里が有利になるような陰謀を企てる
- 感情を持たないスパイの育成: 幼い子供たちを集め、感情を完全に殺して命令通りに動く人形のような忍者を育て上げる
薬師カブトが最愛のマザーである薬師ノノウと戦う羽目になった悲劇の引き金を引いたのも、この根による冷酷な隠密任務が原因でした。
NARUTO暗部の組織図
木ノ葉隠れの里における暗部と根の支配体制を、分かりやすい図解にして説明します。
通常の暗部と根は同じ「暗殺戦術特殊部隊」という大きなくくりの中にありますが、以下のような縦社会の組織図となっています。
【 木ノ葉隠れの里・最高権力者 】
火影(ほかげ)
______|______
| |
【 一般の忍者 】 【 火影直属・暗部 】
・上忍、中忍、下忍 ・公式のエリート特殊部隊
・里の平和と防衛が目的
:
(介入・干渉不可)
:
==============================
【 暗部養成部門:『根』】
・リーダー:志村ダンゾウ
・火影に無断で動く非公式組織
・感情を消す洗脳訓練を行う
==============================
火影の命令が届く正規の「暗部」に対し、「根」は志村ダンゾウという個人が私物化しているため、火影であっても根の内部の動きを完全に把握することはできません。
暗部の歴代メンバーは誰?
火影直属の暗部には、木ノ葉隠れの里の歴史の中でもトップクラスの実力と、高い人徳を持った天才忍者たちが数多く在籍していました。
通常の暗部は、一般の優秀な上忍や中忍の中からスカウトされて配属されるため、任務が終われば普通の生活に戻ることができます。
通常の任務に就く場合は面を外し、偽名を名乗ります。(暗部の時はテンゾウでしたが任務終了後はヤマトと名乗る。)
暗部に所属していた主な歴代メンバーは以下の通りとなります。
- はたけカカシ: 若くして暗部の部隊長(リーダー)を務める
- うちはイタチ: 史上最年少の11歳で暗部に入隊し13歳で分隊長に昇格した伝説の天才
- ヤマト(テンゾウ): 初代火影の木遁忍術を操ることができる、非常に優秀な暗部
- うちはシスイ:里とうちは一族の衝突を止めるために暗部の裏側から命がけで動いた
- 夕日紅:アニメの過去編において一時的に暗部に在籍
- 卯月夕顔:剣術に優れた女性の暗部で月光ハヤテの恋人
暗部のメンバーは、里の平和のために命をかける誇り高き忍者たちで構成されています。
根の歴代メンバーは誰?
志村ダンゾウが支配する根のメンバーは、幼少期から名前や過去を奪われ、感情を殺す訓練を受けた悲しい忍者たちが多く集まっています。
根の忍者は全員、組織の秘密を外に漏らさないように、志村ダンゾウによって舌に特殊な呪印を刻まれています。
根に所属していた主な歴代メンバーや関わりのあった出身者は以下の通りとなります。
- サイ: 感情を消す訓練を受けて育ったため、登場時は笑顔や他人の気持ちが全く分からなかった
- シン: サイが兄と慕う根の同期生で、お互いに殺し合わなければならない根の最終試験の前に病気で命を落とす
- 山中フー: 山中一族の優秀な忍であり、志村ダンゾウの最側近として五影会談の護衛などを務める
- 油女トルネ: 油女一族の忍であり、志村ダンゾウのボディーガードを務める
- 薬師カブト: 孤児院を守るための資金援助と引き換えに、志村ダンゾウに潜入スパイとしてスカウトされた天才医療忍者
- 薬師ノノウ:薬師カブトの最愛のマザーであり、孤児院の院長を務めていた女性で根の凄腕スパイ
- ヤマト(テンゾウ):幼少期は「甲(きのえ)」というコードネームで根に所属
- うちはイタチ:暗部に配属される前、志村ダンゾウの命令によって一時的に根に在籍
はたけカカシは根のメンバーではありませんでしたが、心を病んでいた際に、志村ダンゾウの言葉を信じ込み、木ノ葉隠れの里を揺るがす重大な裏切り行為に手を染めていたことがあります。
根のメンバーの多くは、志村ダンゾウによって心をロボットのように改造された、里の闇の犠牲者たちと言えます。
NARUTOカカシが根を抜けた理由は?
はたけカカシは過去に一度だけ根の組織と深い関わりを持っていましたが、最終的には三代目火影である猿飛ヒルゼンの深い優しさに救われたことで、自らの意志で根の闇から抜け出しました。
志村ダンゾウは生きている部下を絶対に組織から逃がさない冷酷なリーダーですが、はたけカカシは根の完全な構成員になる前に、火影の権力と人徳によって守られる形で離脱することに成功したのです。
カカシはなぜ根に加担した?
はたけカカシが一時的に志村ダンゾウの根に加担してしまった理由は、最愛の仲間を自分の手で失い、心に深い闇を抱えていたからです。
神無毘橋の戦いでうちはオビトを失い、さらにその後、野原リンを自身の術である千鳥で突き刺して失ってしまったはたけカカシは、毎日悪夢を見るほどの絶望の中にいました。
はたけカカシは「仲間を誰も守れなかった自分はクズだ」と激しく自分を責め立て、生きる目的さえ見失っている状態の時に志村ダンゾウが言葉巧みに近づいてきました。
志村ダンゾウはたけカカシに対して以下のような嘘の思想を吹き込み、里のトップである三代目火影(猿飛ヒルゼン)への不信感を植え付けました。
- 「三代目火影の甘さが仲間を殺した」という嘘
志村ダンゾウは「三代目火影が優しすぎる甘いリーダーだから戦争が長引き、野原リンのような幼い子供まで犠牲になったのだ」とはたけカカシに吹き込む。 - 闇の正義への共感
「里の平和を本当に守るためには、三代目火影のような甘さではなく、冷酷な力で里を裏から支配する」という志村ダンゾウの言葉が、心を病んでいたはたけカカシには「これこそが正しい真実の強さだ」と思えてしまった。
影直属の暗部に所属していたはたけカカシに「三代目火影の動向を監視し、里の機密情報を根に報告せよ」という命令を下し、はたけカカシは命令に従い、以下の情報を志村ダンゾウに横流ししてしまいました。
さらに、志村ダンゾウは「三代目火影が里の外へ出かけるタイミングを狙って、火影を暗殺しろ」と、はたけカカシに命令を下し、「根」の暗殺部隊を編成し、三代目火影の命を奪おうと計画していました。
しかし、この「三代目火影の暗殺計画」の直前、三代目火影から直接呼び出されたはたけカカシは仲間を失って苦しんでいる心を優しく気遣う言葉をかけられたのです。
そこではたけカカシの目が覚め、三代目火影に「自分が根のスパイとして情報を流していたこと」「これからダンゾウの暗殺部隊がここへ襲撃にやってくること」をすべて自白し、計画を未然に阻止したのです。
三代目火影ははたけカカシを一切責めず、圧倒的な器の大きさによって許され、正式な「火影直属の暗部の部隊長」に任命して根の魔の手から完全に救い出してくれたのです。
NARUTOカカシ暗部編は何話?
はたけカカシが仲間を失って苦しみ、暗部や根の世界で暗躍していた過去を描いた大人気エピソード「カカシ暗部篇」は、アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』の第569話から第581話までの全13話で放送されました。
このストーリーは原作の漫画にはないアニメオリジナルのエピソードですが、原作者の岸本斉史先生が監修に関わっているため、非常にクオリティが高く、ファンなら絶対に外せない名作となっています。
この「カカシ暗部篇」を見ることによって、はたけカカシがなぜのちに、うずまきナルトやうちはサスケに対して「仲間を大切にしない奴はクズだ」という強い言葉をかけたのか、その理由が痛いほどよく分かるようになります。
暗部と根の緊迫した関係性や、ヤマトとの出会いも詳しく描かれているので、気になる方はぜひ動画配信サービスなどでチェックしてみてください。
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まとめ
『NARUTO -ナルト-』に登場する秘密組織「暗部」と「根」は、どちらも里の裏側で活動する部隊ですが、その中身は全く異なる組織です。
火影の命令で里の安全を守る公的なエリート集団が暗部であり、志村ダンゾウの冷酷な思想の元で感情を消された忍者が動く非公式の闇組織が根となります。
はたけカカシも過去に心の傷から根の闇に囚われかけましたが、三代目火影の温かい優しさに救われて無事に暗部へと戻ることができたのです。
