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カナヘビ同士は基本的に共食いする生き物ではありません。
しかし、生まれたばかりの小さなカナヘビの赤ちゃんを食べてしまう現象、いわゆる共食いをしてしまうことはよくあることです。
共食いをしない生き物なのに、不思議なことに思えるかもしれませんが、共食いの理由と予防方法を詳しく解説していきます。
可愛いカナヘビの赤ちゃんを守るために、知識を深めてみましょう。
カナヘビは共食いする?
共食いとは、同じ種の個体同士が自分たちの仲間を食べる現象のことで、カナヘビも共食いしてしまうことがあります。
カナヘビが共食いしてしまうことは珍しいですが、特にサイズ差が大きい場合や餌不足時に発生しやすいです。
例えば、大人のカナヘビと赤ちゃんカナヘビを同じケージで飼育した場合、赤ちゃんカナヘビが餌と見なされて食べられてしまうという悲しいことが起こっています。

交尾後に雌が雄を食べてしまうカマキリの共食いは有名だよね。カナヘビの場合は生き残るためや繫栄のためではないんだよ。
カナヘビが共食いするときはどんな時?
カナヘビは基本的に共食いをする生き物ではありませんが、稀にカナヘビ同士でも共食いをしてしまうことが稀にあります。
そんなカナヘビが共食いしてしまうときは、以下のような原因が考えられます。
- 共食いするケース①|カナヘビの赤ちゃんを食べる
- 共食いするケース②|餌不足
- 共食いするケース③|ストレスやテリトリー争い
カナヘビが共食いするケース①|カナヘビの赤ちゃんを食べる
カナヘビが共食いしてしまうケースは、カナヘビの赤ちゃんを大人のカナヘビが誤って食べてしまうケースです。
カナヘビがサイズの小さい赤ちゃんカナヘビを食べてしまう、いわゆる共食いをしてしまう理由についてはいくつか考えられますが、エサと認識してしまったということが一番の理由だと考えられます。
カナヘビは自分より小さくて動くものに対して反応を示し、食べられそうな大きさだとパクっと食いつき、食べられるエサだと認識すればそのまま食べ、食べられないと思うと口から離して食べようとしなくなります。
間違って大人のカナヘビが赤ちゃんカナヘビを食べようとして嚙みつき、すぐに口から離したとしても生まれたばかりの赤ちゃんカナヘビは繊細なのでそのまま亡くなってしまう可能性も高いのです。
親子であってもカナヘビには我が子を育てるという本能もなく、親子という認識もないため、親子で共食いしてしまうリスクがあるため、同じ空間で過ごすことがないように配慮する必要があります。
カナヘビが共食いするケース②|餌不足
これは、稀なケースですが、十分な餌がない場合、飢えたカナヘビが他のカナヘビを襲うことがあります
これは、赤ちゃんカナヘビ同士でも起こることで、1番の要因は、餌を満足に食べることができていないことから起こります。
カナヘビの成体は2-3日に1回の給餌で十分ですが、カナヘビの赤ちゃんは毎日餌が必要でエサ不足が起きやすく、サイズ差のある子を食べるケースも実査にあります。
同じぐらいの大きさのカナヘビ同士で嚙みついていたりすることはありますが、これは交尾の際に雄が雌に嚙みついて大人しくさせるための行為であって共食いをしているわけではありません。
カナヘビが共食いするケース③|ストレスやテリトリー争い
カナヘビは本来、野生では単独行動を好む生き物のため、多頭飼いすることでストレスやテリトリー争いから共食いしてしまうことがあります。
複数の個体を狭いケージで飼育すると、互いの距離が近くなりストレスがかかってしまう場合があり、ケージが狭かったり、隠れ家が少ない、乾燥しすぎているなどの環境要因がストレスを増大させてしまいます。
ストレスが強くなると、カナヘビは本来のおとなしい性格から一転し、攻撃的になることがあり、特にオス同士や、体格差のある個体同士では、縄張りを巡る争いが激化し、弱い個体が攻撃されてしまうことがあります。
最悪の場合、共食いに発展することもあるため、広いケージに隠れ家を複数設置し、個体同士の遭遇を減らすことが大切です。
カナヘビの多頭飼いは何匹まで?
カナヘビの多頭飼いはケージサイズと個体サイズ次第ですが、一般的には2〜4匹が推奨されます。
特に、カナヘビの赤ちゃんは共食いのリスクが高いため、個々それぞれのケージで飼育することがおすすめです。
産まれたばかりのカナヘビの赤ちゃんは、大人のカナヘビと比較しても本当に小さく「同じゲージで飼育すると危ないな」と感じるほどの小ささです。

ある程度の大きさになっても、大人のカナヘビと比べてまだ劣る場合は同じゲージで管理することは控えましょう。
サイズが小さすぎると、大人のカナヘビからつつかれたりストレスで弱ってしまうこともあり、最悪のケースである共食いを阻止するためです。
大人のカナヘビと比較しても変わらない程度の大きさになるまでは別々のゲージで管理し、絶対に大人のカナヘビと同じゲージで飼育しないことをおすすめします。

カナヘビは社会性を持たず、育児をする習性がないため自分の子供だと認識することはありません。
カナヘビを同じゲージで飼う場合の注意点
孵化したばかりのカナヘビの赤ちゃんや、まだ幼体のカナヘビを大人のカナヘビと一緒のゲージで飼育することはおすすめできません。
カナヘビがある程度の大きさになった時期に、同じゲージで飼育させたい場合はリスクがあることも理解した上で飼育してください。
サイズの違うカナヘビを同じゲージで飼育するときは、以下の点に注意してください。
- 同じぐらいのサイズのカナヘビ同士にする
- 大きなゲージで隠れ家を多く設置する
- 1匹ずつしっかりとエサを与える
複数のカナヘビを同じゲージで飼育させる場合は、できるだけ大きなゲージで飼育し、隠れられる場所を多めに設置します。
その理由は、カナヘビ同士の遭遇する率を低くし、ちょっかいを出されたり共食いされる可能性を低くするためです。
また、カナヘビ同士で餌の取り合いを避けるため、1匹ずつしっかりとエサを食べているか確認します。
餌を食べていないことによって、小さなカナヘビの赤ちゃんや幼体のカナヘビをエサと間違えて共食いしてしまう可能性があるためです。
どのカナヘビがエサを満足に食べていないのかをチェックするのは大変な作業ですが、共食いのリスクを減らすために行うべき作業です。
まとめ
カナヘビの共食いや、赤ちゃんカナヘビが共食いされてしまうことについて解説しました。
カナヘビの共食いのリスクを理解し適切な予防方法を実施することで、この現象を回避することが可能です。
カナヘビの赤ちゃんは大人のカナヘビよりも体力もなく弱いため、大切に飼育していてもちょっとしたことで命を落としてしまうことが多いため、成体まで育てることが難しいとも言われています。
せっかく誕生したカナヘビの赤ちゃんが、誤った飼育方法で命を落としてしまうことのないように成長をサポートしましょう。
