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カナヘビとトカゲは、どちらも日本の身近な自然でよく見かける生きものですが、「どこが違うの?」と聞かれると迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、カナヘビとトカゲには体のツヤや色、尻尾の長さ、生息地や行動パターンなど、さまざまな違いがあります。
この記事では、カナヘビとトカゲの見分け方や特徴を写真や具体例を交えてわかりやすくまとめています。
また、生息地や行動の違いについても詳しく解説します。
カナヘビとトカゲの違いは?
カナヘビとトカゲの違いは、見た目や暮らし方、生息地などさまざまな点に現れます。
まず結論からお伝えすると、カナヘビはトカゲの仲間ですが、分類上トカゲ科ではなくカナヘビ科に属します。
カナヘビはカナヘビ科、ニホントカゲはトカゲ科に属しているため、体のつくりや生活のしかたに違いがあります。
カナヘビとトカゲは同じ爬虫類の仲間ですが、体の形や暮らし方に違いがあるため、見分けるポイントを知っておくことが大切です。
カナヘビの名前の由来
カナヘビとトカゲの分類は、カナヘビが「カナヘビ科」、トカゲ(ニホントカゲ)が「トカゲ科」に分かれます。
どちらも有鱗目(うろこがある動物の仲間)で、四本の足を持つ爬虫類です。
カナヘビという名前の由来には、「金物色(かなものいろ)のヘビのように輝く」という説と、「愛蛇(かなへび)」という可愛らしいという意味からきている説があります。
これらは諸説あり、詳細は文献で異なりますが、民間での呼び名として定着しました。
カナヘビとトカゲの見分け方を写真で解説
カナヘビとトカゲの違いを見分けるには、体のツヤや色、尻尾や体の形、幼体の特徴に注目することで簡単に見分けることができます。
カナヘビとトカゲの違いを写真で比較しながらポイントを解説します。


具体例として、カナヘビは体の横に白っぽい線があることが多く、トカゲは黒い線が体に沿って入っています。
まとめると、見た目の違いを覚えておくと、野外で出会ったときにすぐに見分けることができます。
カナヘビとトカゲの見分け方①体のツヤと色の違い
カナヘビとトカゲの一番分かりやすい違いは、体のツヤと色です。
カナヘビは体全体がザラザラしていて、光が当たってもツヤが無く、色は茶色や灰色ですが、トカゲ(ニホントカゲ)は体がつるつるしていて、光沢があり、幼体のトカゲは尻尾が鮮やかな青色をしていることが特徴です。
カナヘビは乾燥した場所や草むらで暮らすため体の表面がカサカサで、トカゲは土の中で生活することが多いため、体がなめらかで光を反射するようになっています。
カナヘビとトカゲの見分け方②尻尾や体の形
カナヘビとトカゲの違いは、尻尾や体の形にもはっきりと現れます。
カナヘビは体に対して尻尾がとても長く、尻尾だけで体の2倍以上になることもあり、体も細長くスリムで動きも素早いですが、トカゲは体が丸みを帯びていて、尻尾は体と同じくらいで、体がどっしりと太く動くが遅めです。
カナヘビは胴が細長くて頭部から尻尾の生え際までが均一な太さで、尻尾の先に向かって段々と細くなっていくのが特徴です。
トカゲはカナヘビより頑丈な体つきをしており、頭から尾へ向かって体が幅広くなり、四肢もカナヘビより短くどっしりしています。
カナヘビとトカゲの見分け方③幼体の特徴と成長の変化
カナヘビとトカゲの幼体にも大きな違いがあります。
トカゲの幼体は尻尾が鮮やかな青色をしていて、成長すると茶色や黒っぽい色に変わりますが、カナヘビの幼体は成体とあまり色が変わらず、地味な茶色や灰色です。
カナヘビは、幼体のころから成体と同じような色なので、成長しても大きな変化はありません。
カナヘビの幼体は生後8~9ヶ月で成体と同じくらいの大きさになりますが、トカゲは成体になるまで2年ほどかかることもあります。
カナヘビとトカゲの特徴をわかりやすく比較
カナヘビ(ニホンカナヘビ)とトカゲ(主にニホントカゲ)は見た目が似ていますが、分類や特徴に明確な違いがあります。
わかりやすい比較表でまとめます。
| 項目 | ニホンカナヘビ | ニホントカゲ |
|---|---|---|
| 分類 | カナヘビ科、トカゲ亜目 | トカゲ科 |
| 体表面 | ザラザラ・つやなし | ツルツル・光沢あり |
| 尾の長さ | 体長の2/3以上、細長い | 体長の半分程度、太め |
| 体型・速さ | 細長くスリム、素早い | がっしり、動き遅め |
| 幼体色 | 成体と同じ茶色 | 尾が青く、後で変化 |
| 主食 | 昆虫・クモ、ほぼ共通 | 昆虫・クモ、食欲旺盛 |
| 生息地 | 草むら・立体的な場所 | 石垣・開けた地表 |
カナヘビとトカゲの生息地の違い
結論として、カナヘビは草むらや石の下など開けた場所に多く見られ、トカゲは土の中や落ち葉の下など隠れやすい場所を好みます。
カナヘビは草むらや石の上、落ち葉の下など、日当たりの良い場所によく現れ、トカゲは土の中や石のすき間、木の根元など、隠れやすい場所を好みます。
カナヘビは外で動き回ることが多いので広い場所や草木の上にいて、トカゲは天敵から身を守るために土の中や隠れ家になる場所に住んでいます。
具体例として、カナヘビは公園の草むらや道路脇、川沿いの石の上などで見つかり、トカゲは庭の土の中や石垣のすき間、木の根元などに隠れています。
カナヘビとトカゲの行動パターンの違い
カナヘビは日中に活発に動き回って餌を探したり日光浴をしたりしますが、トカゲは土の中や石の下でじっとしていることが多く、必要なときだけ外に出てきます。
具体例として、カナヘビは細くて軽いので高い場所にも登りやすいですが、トカゲは地面を掘って巣を作るのが得意です。
カナヘビは外敵から逃げるために速く動く必要があり、トカゲは安全な場所でじっとしていることで身を守っています。
カナヘビは小さな昆虫やクモをすばやく捕まえますが、トカゲは土の中でじっと待って餌が近づくのを待つこともあります。
また、歩き方にもそれぞれ違いがあり、カナヘビは四肢と尻尾で身体を支えて軽やかに歩き、トカゲは腹部も地面につけたまま歩き「匍匐前進」のような姿で歩きます。
カナヘビとトカゲの冬眠や産卵の違い
カナヘビとトカゲはどちらも冬になると冬眠しますが、冬眠のしかたや産卵にも違いがあります。
カナヘビは草の根元や落ち葉の下などで冬眠し、トカゲは土の中に巣を作って冬眠します。
産卵については、カナヘビは春から夏にかけて複数回に分けて卵を産みますが、卵を産んだ後は世話をしません。
トカゲは土の中に巣を作って卵をまとめて産み、メスが卵のそばで世話をします。
トカゲは卵を守るために巣を作り、カナヘビは産卵場所を分散させることで天敵から守っています。
まとめ
カナヘビとトカゲの違いは、見た目や体のつくり、暮らし方、生息地、行動パターンなど多くの点に現れています。
同じ「トカゲ下目」であるため、見た目も非常によく似ていますが生息地や習性が異なることがわかりました。
カナヘビとトカゲを見分けるポイントを知っておくことで、野外で出会ったときにすぐに区別できるようになります。
日本の自然の中で、カナヘビとトカゲの違いを観察してみてください